がらくたどう管理人@河童です。 ここはコラム用のスペースです。模型ジャンル以外の内容の話になってます。 コラムということで体裁はブログ形式ですが、 ・コメントは受け付けておりません ・トラックバックは受け付けておりません ・記事更新は全く不定期です。 ・要するにチラシの裏です。 以上、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。
ハリーポッターと死の秘宝  ホームシアター

 まだ放送自体終わってない(今月末完結)のに、7月リリースがアナウンスされた「NIKITA Season2」のBDコンプリートエピソードBOX。北米版が米尼で70ドル、日本版が日尼で13000円という設定になっていて、出来れば北米版の方が良いのだが、果たしてエピソード1の様に日本語字幕を入れてくれるのかが気になる。ワーナーも最近は日本版以外には日本語字幕を入れない場合が多くなっていて、物が出てくるまで判断が出来ない。「フリンジ」みたいに全く日本語字幕とは縁がない物もあれば、「V」みたいにシーズン1は字幕無しだったのに放送打ち切りが決まったシーズン2ではやけくそ気味に日本語字幕入りだった変則パターンもある。まぁその内日本語字幕版のBSもしくはCSでの放送があるだろうし、日本語字幕入って無くても北米版買っておけばって思わないでもないけど、入っているに越したことはない。

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「ハリーポッターと死の秘宝」
 1997年の第一弾発行後、見る間に世界規模の大ベストセラー小説となった「ハリーポッター」シリーズ。その映画版第一弾「ハリーポッターと賢者の石」は2001年に公開されたのだが、以来10年、途中ダンブルドア校長役のリチャードハリスの逝去や、主要3キャラ役の俳優のスキャンダルに因るあわや降板かと言った苦難を乗り越え、無事最終エピソード「死の秘宝」に辿り着いた。当初からこのエピソードは前後に分けて製作されることとなっており、2010年のPART.1、そして2011年のPART.2と約8ヶ月のブランクを経て相次ぎ公開された。
 当初は両方ともiMAX-3D含めた2D/3Dフォーマットでの公開が予定されていたが、PART.1の方は3D版が立ち消えになり2Dのみの公開で、結果3DはPART.2のみで展開された。
 本作はどれも上映時間が長く、家庭での鑑賞でも少なくとも2時間以上の時間を確保しないと観賞できない。そして、今回観賞した「死の秘宝」はPART.1とPART.2合わせると5時間程の鑑賞時間が必要となる。勿論、二度に分ければ済む話ではあるが、当初から一挙観賞を目論んでいたので今日まで見る機会を得なかったのだが、遂に機会を得たのであった。

 闇の帝王ヴォルデモートの企みの下、目前でダンブルドア校長はスネイプ先生に殺され、そのスネイプを倒すことも出来ず敗れ去ったハリー・ポッター。ホグワーツ魔法学校で本来進級すべき時に自ら学校と距離を置き、闇の帝王を滅ぼす鍵となる「分霊箱」破壊を以てリベンジを果たすべく、ハーマイオニー、ロナルド、そして不死鳥の騎士団の残存勢力と共に行動を起こす。仲間の裏切りや仲間の死を超え、自らの出生の秘密が解き明かされる中、一歩又一歩と闇の帝王に近付いていくハリー。一方で闇の帝王ヴォルデモートも、自らを脅かす唯一の存在ハリーポッターを亡き者とすべく、虎視眈々と計略の網を張り巡らせていく。最終決戦の地はホグワーツ魔法学校!ハリーとその仲間達、それに対する闇の軍団との一大決戦が今始まる。

 先ず原作ありきの作品の場合、映画製作サイドが調子に乗り過ぎて原作のプロットをぶっ壊してしまってエラい事になる場合が多いのだが、本作は映画化権の交渉時に、相当に原作者J・Kローリング側が権限を有している状態での権利獲得となっていることで、非常に原作を重視し尚かつ原作者の意向も相当に反映されたシリーズとなっている。
 11歳の時、本作の主役ハリー役を担ったダニエル・ラドグリフは元々子役俳優で、偶々両親と舞台劇を”見に”言ってたときにハリー役オーディションへの参加を打診され、そのまま合格し役を獲得したのは有名な話。当初は最初の2作程の出演で成長と共に俳優を帰る予定で居たようだが、ハリー役に恐ろしいほどハマっていた彼の降板をJ・Kローリングが拒否ったことや、そもそも本作が「ずっと同じ年齢のままシリーズが進んでいく」様な作品ではなく、シリーズが進むにつれ主人公達も成長していく物語になっていたこともあって、結局総てのシリーズ作に於いて、殆どの主要キャラクターが俳優を変更することなく、彼らの成長と共に描き続けられた。
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「賢者の石」の頃、11歳という年齢そのまんまのあどけない三人が
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10年経って立派すぎる姿に成長した事になってる。なってるというのは、やはりというか、若い時期にあまりに高額なギャランティーを手に入れたことと、あまりに有名になりすぎたことから来る精神的なプレッシャーに随分と各々苦しんだようだ。それでも、そうした事を乗り越えようと各々努力しているそうで、今後の活躍が改めて注目されている。

 さて、最終エピソードを5時間掛けて続けて観賞した感想は、疲れたと言うより「とうとう終わってしまったか」というもの。この壮大且つ内容の濃いストーリーは、映画でもこれだけ面白かったのだから、空想力を全力で働かせる事が出来る紙媒体だと、どれだけ面白かったか想像に難くない。そう、私自身は原作本は未だ一文字も読んだことがないのだ。
 で、流石に原作読んでない人間が10年分を一気に思い出せるはずもなく、また最初から見直してみたくなったのは言うまでもない。スター・ウォーズもこれくらいのペースで出してれば、当初言われていた三部作9エピソードを描き切れたかも知れないのにね。

 個人的には、随分前からネットを通じての映画ファンとして交流がある同郷の乙さんという方と、それこそ最初の「賢者の石」が公開された頃に「エマ・ワトソンはヤヴァい。10年後は俺の嫁(当時は私も乙さんも独身)だわ」とか言って、ツマラン取り合いを極東の島国のド田舎県の二人で言い合ってたものだが、実際10年経って相当なタマに仕上がった。
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彼女は今や相当なフェミニストらしいのが予想外だったくらいで、予想通りの美女に成長してくれてオッサンは嬉しい。

 観賞はPART.1及びPART2共に2DのBDにて。PART.1は折角特典ディスクを別にした2枚組み仕様でありながら、高画質といえば確かに高画質なんだけど特筆するほどでは無かった。グレインとは別のノイズっぽさを感じる気がするが、これはPJの細部強調を入れっぱにしてる影響かと。にしても、このPART.1、「第四回 ブルーレイ大賞 高画質賞」なるものを獲得したようだが、そこまで高画質感が突出してるとは思えなかった。まぁ、この賞自体がアレな方々が審査員を務めておられるので、何を言ったところで「ハイエンドでなければソースの実力を・・・・」とか「ケーブルが・・・」とか「ジッタが・・・」とか「方角が・・・」とか「念が足り・・・」と逆にコッチが難癖付けられるだけなので、まぁ高画質ということにしておこう。
 PART.2はPART.1よりも見通しが良かった印象。両編共に暗いシーンが多い映像でありながら、闇と影の区別が付くくらい微妙な階調も巧みに映し出していた。今回はPJのアイリスをいつもの固定数値ではなく可変アイリスの方を久々に使ってみたのだが、リニアに絞りの開閉が映像に追従するので、この機能の効果と非常に相性の良い映像でもあった。暗部がキチンと沈み込み、それでいてシッカリと情報量が確保されている映像は、グッと映画にのめりこませてくれる。5時間という時間をあまり長く感じなかったのは、こうしたことも理由になっていたのかも知れない。
 音声は両方ともDolby-TRUE HD5.1ch。低音の使い方が巧みで、DVD時代の様なドンスカドンスカ響くだけのLFEではなく、必要なときに必要なだけキレよく音場効果に厚みを付加してくれる。セリフも非常に聞きやすく、特にPART.2のサラウンド感もクライマックスに相応しい豪華さを醸し出していたと思う。

 尚、PART.2の方は5月にWOWOWで3D版の放送が行われた。音声はMPEG-AAC5.1chの日本語吹き替えにての放送。私は基本的にオリジナル音声派なのだが、殊この3D版の放送ということであれば、字幕のない日本語吹き替えでの放送ってのは正解だと思う。フレームパッキングでもサイドバイサイドでも、とかく3D映像に於いて字幕は邪魔なノイズでしかない。2Dでも邪魔な字幕が3Dだと立体で自己主張してくる場合が殆どなので、字幕を出さない吹き替え版というのは理に適ってると思う。
 今のところ3D版は「死の秘宝 PART.2」のみだが、過去作の3Dリメイクが色々出てきているので、本シリーズもその内3Dリメイク版とか出てくるのかな?

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「TAKERS」  ホームシアター

 Oppo BDP-93を起動するとファームウェアのアップデートがあるとアナウンスが出たので早速施しておいた。今回のアップデートでは、所謂"DISK UNBOUND(複数枚コンボのTVシリーズのBOXや、複数シーズンのTVドラマボックスなどで、エピソードやシーズンを跨って機能を保持する機能。)"に関する機能更新が中心であり、我が家では余り重要な項目の更新は無いようだが、ユーザーの環境無視して安易にファームウェアの変更を要求するソフトが後を絶たないので、やっとくことに越したことはない。あと、Youtubeの使い勝手が良くなってるようだが、本気でYoutubeを見る機会は少ないのでこれも我が家ではどうでも良かったりする。

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「TAKERS」
 正直WOWOW待ちするかBDを買うか迷った作品。先に結果を言えばWOWOW待ちでも良かった気がする内容。別に悪かったわけではないのだが、思った程のエンターテイメント性は無かった。

 ゴードン、ジョン、A.J、ジェイク、ジェスの5人は、凄腕の銀行強盗団。彼らは年に一度だけ緻密な計画の下銀行を襲い大金をせしめることで、贅沢な日常を得る。
 今年もその年に一度の計画遂行の日がやってきた。華麗な手口であっと言う間に大金をせしめ、トラブルに対しても二重三重の予防線を張る彼らは、通報によって駆けつけた警官達を尻目にまんまと逃亡を果たし200万ドルを手に入れる。
 彼らが強盗を成功させた同じ日、”ゴースト”と呼ばれる男が仮釈放される。ゴーストは先の5人の元仲間であったが、4年前の強盗事件の際に逃亡に失敗し警官に銃で撃たれ逮捕されてしまった。そのゴーストが再び彼らの前に姿を現し、4年前の自分の取り分の要求と共に、巨額を見込める現金輸送車強盗を持ちかけて来るが、謀り事に長けるゴーストの性分を怪しむ者と、2000万ドルという大金に「一年に一度だけ」というルールを破ろうとする者と意見が分かれ、5人の間に不穏な空気が流れ始める。
 一方で、追う警察を嘲笑うかのように逃亡した強盗犯逮捕に執念を燃やす刑事ジャックは、強盗の実行日に、4年前の強盗事件でたった一人逮捕され実刑を受けたゴーストが仮釈放されたことを知り、今回の銀行強盗とゴーストが絡んだ4年前の銀行強盗事件との関連を疑いい、相棒と共にゴーストの足取りを追うのであった。


 スタッフ・キャスト共にA級とB級の挟間みたいな微妙な位置に居る人ばかり。有名処としては「ワイルドスピード」のポール・ウォーカー、"アナキン・スカイウォーカー"ヘイデン・クリステンセン(死ぬまでこう言われ続けるんだろうね)、そして今や古参俳優の感もあるマット・ディロン。果たして、出来上がった作品は決してB級という風合いではなく、中々腰の据わった人間ドラマに仕上がっていた。そう、この作品はサスペンスでもクライムアクションでも無く人間ドラマであった。テーマは人と人との繋がり。昨今の有り体な表現を使えば「絆」か。仲間・相棒・兄弟・姉弟・親子・恋人同士、こうした人間同士の様々な繋がりを基軸に物語は展開する。そして登場人物一同が振り回されるのは「金」。拝金主義への今更ながらのアンチテーゼであり、最終的に「金」は全く当てにならず、それどころか人間関係よりも金を優先させた途端に、人は全てを失う方に流されていくということを暗示させている物語になっている。ここらを読み取れずにサスペンスとかクライム・アクションとして見てしまうと、本作が辿り着いた結末には決して納得がいかないんじゃ無かろうかとさえ思われる。
 劇中、クリス・ブラウン演じるジェシーが、マットディロン演じるジャックと警官の皆様に追われるシーンがあるのだが、ここのアクションは中々の見所。超一級の身のこなしでアクロバティックに逃走するジェシーに、モタモタと追っかけるジャックが何故か悉く追いついてしまうところが解せなかったりするのだが、ハンディカメラを巧みに用いたカメラワークも相まって疾走感が素晴らしい。ただし、画面酔いし易い人にはマーライオン的様相に堕することを孕む危険な映像でもある。
 毎度の如く客さえ入れば後はどうでもいいと考えてるのか、相変わらず内容の実とは異なる紹介で人を欺く配給会社の宣伝文句に、まんまと「アクションエンターテイメント」の臭いを感じ取って博打買いしてみたら、確かにアクションエンタでは無かったものの、微妙なキャスト&スタッフの割に充分楽しめる作品であった。それでもやはり、BDで買うほどの内容ではなかったと思う。この内容なら廉価版BDかもしくはWOWOW待ちでいいんじゃなかろうか。

 観賞はBDにて。映像は予想に反して頗る解像度が高い。プロジェクターのセットアップレベルは0.00で全く問題は無く、階調も豊かだし黒浮きも無ければ白飛びも無用。HDのお手本みたいな映像でストレスはゼロである。
 音声はDolbyTrue-HD 5.1ch。収録レベルが温和しめで観賞時には通常より2db程音量を上げた。SEやBGMの鳴りっぷりはナカナカだが、肝心のセリフの線がちょっと弱々しいし定位感もイマイチ。

 思えばマット・ディロンも50間近になるんだな。「アウト・サイダー」のダラス役の頃からすれば流石に随分老け込んできたものだ。その分自分も老け込んで行ってるんだけどね。

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デジャヴ  ホームシアター

 先日観賞した「ミッション・インポッシブル ゴーストプロトコル」での物足りなさは何だったんだろうかと思っていたのだが、思い付いたのがトム・クルーズが本作の直前に主演した「ナイト&デイ」でも、同じ様な役を演じていた印象が残っていたことがあるかも。「ナイト・・」のロイ・ミラーをまんま役名をイーサン・ハントにしてタイトルを「ミッション・インポッシブル」にしてしまっても全く問題がなかったように思うし、何よりアッチは巷の評論家受けは悪かったが、作品そのものは非常に良く出来ていて面白かった。当然本家の「ミッション・インポッシブル」にはそれ以上のものを期待してしまうのであって、結果期待したほどではなかったことからくる物足りなさだったのかなと。

 「ゴースト・プロトコル」で出てきたヒロインのポーラ・パットン、彼女がハリウッドで大役を射止めるようになった切っ掛けとなる作品が、2007年のデンゼルワシントン主演「デジャヴ」だったとのこと。その「デジャヴ」のDVDを購入したきり存在すら忘れていたことを思い出させて貰えたので、棚からサルベージしてきて観賞してみた。

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「デジャヴ」
 デジャ・ヴとは既視感のこと。初めて体験する出来事でありながら、前に一度体験したことがあるような気がするという体験は少なからず誰もが経験しうることなのだが、これは現在ではdéjà-vuという心理学用語として用いられる記憶異常現象とされる。私がこの言葉を知ったのは30年近く前に見たアニメーション作品「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」で、夢と現実の区別が付かなくなった世界に於いて、同じ毎日が延々と繰り返されていることを察知した温泉マーク先生に対して、「それはデジャヴだな。疲れた脳が作り出す妄想だ」とサクラ先生が指摘する場面があり、デジャヴってなんぞやと調べてみて知ったのが初め。

 ハリケーン・カトリーナの傷も癒えないニューオーリンズで、543人もの乗客乗員が犠牲になるという痛ましいフェリー爆発沈没事故が発生。現場に駆けつけたATFの捜査官ダグは、現場付近で爆弾の証拠を発見し、この事故がテロによる爆弾爆破事件と見抜く。ダグの発見により捜査はFBIの担当となるのだが、同じ日の午後、ダグのもとに「身元不明の女性の遺体が、爆破事件近くの川岸に漂着していた。ただし、遺体発見は爆発事故の8分前であった」という報告を受け、爆破事件との関連を疑ったダグは、女性の身元捜査に自ら乗り出した。

 「パイレーツ・オブ・カリビアン」のスタッフによって製作されたサスペンス大作として公開当時話題になった作品。「マイ・ボディーガード」に続いてデンゼル・ワシントン主演作を監督したのはトニー・スコット。ちなみにトニースコットは「マイ・ボディーガード」「デジャヴ」「サブウェイ123 激突」「アンストッパブル」と、直近4作は全てデンゼル・ワシントン主演作で監督をしている。
 「デジャヴ」というタイトルは、本作中に出てくる極秘裏に開発された”ある一定エリアの過去をリニアに映し出す装置”から来ている。再現されうる情報は特定エリア内に限られ、また再現しうる時間も現時点から4日半前の出来事限られているが、指定された時間の情報は見る角度を問わず壁の内外を問わずエリア内であれば場所を問わずして殆ど見れてしまうので、例えば犯人の後ろ姿をこのシステムを通じて発見したとすれば、カメラが犯人の前に回り込んで顔を知ることが可能なのだ。ただし、ビデオ映像のように一時停止や巻き戻しなどは出来ず、そうした機能を使うには前以て録画機能を作動させておかねばならない。Sfという因りも最早 荒唐無稽 な機械であるが、本作ではこの機械を通じて、タイムスリップというSF定番の設定を用いたユニークなサスペンス映画に仕上げている。
 特別に劇中説明が為されたわけではないのだが、過去を変えてはいけない大原則であるとか、たとえ過去を変えようとしても時間の流れは元に戻ろうとする力が働くので結果的に変えることが出来ないとか、こうしたタイムスリップSFの御約束がキチンと謎解き要素に活かされている。その上で、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「戦国自衛隊」の様に実際に現在時間の人間が過去世界にジャンプするのではなく、あくまで過去を覗き見るという設定にしてあることと、過去を見れるけど一度見てしまえばもう見返すことは出来ないという設定が物語に緊張感を与えている。
 最終的にはタイムスリップ系作品にありがちな絶対的な矛盾を内包した状態(もしくはかなり無理矢理な辻褄合わせ)で完結するのだが、そうした細かいツッコミは、既にこの「過去を見れる機械」の登場時点で無意味ではある。

 観賞はDVDにて。最初の発売時にBD環境を持っていなかったからDVD版を買った。画質は、DVDとしてはかなり良い画質。DVD観賞時はPS3を使用するのだが、何度も書いてることだけどPS3のDVDアップコンバートの性能は本当に良くできている。

 「トップガン」のアイスマン、もしくは怪盗「セイント」ことヴァル・キルマーが出てた。めっさ肥ってて驚いてしまった。
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↑これが
こうなった↓
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 それと、本作を買っておいたことさえ忘れていた私であったが、いざ観賞してみるとどうも一度見たことがあるような気がしてならなかった。当時の予告編の記憶?タイトルがタイトルだけに我ながら妙に可笑しかった。 
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ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル  ホームシアター

 毎月何本か映画ソフトを買ってるのだが、どうもスケジュールを見る限り5月は近年希に見る不作の月になりそう。アマゾンで月の下旬に翌月買う物を一括でカートに放り込むのが私の買い方なのだが、5月は「リアルスティール」1本だけである。「ワイルド7」や「パーフェクト・センス」辺りも気にはなるのだが、映像や音声にソフトを買うほどの魅力が有るように思えないので所謂"WOWOW待ち"。その反動の様に6〜7月には又散在させられそうなラインナップが並んではいるが。

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「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」
 第一作はブライアン・デ・パルマ、第二作はジョン・ウー、第三作はJJエイブラムスと来て次は誰かと思いきや、なんとブラッド・バード。そう、「アイアン・ジャイアント」「Mr,インクレディブル」のアニメーション作品を手掛ける監督なのだが、今回が初実写とのこと。
 本作は人気テレビシリーズの古典「スパイ大作戦」を元ネタにする大ヒットシリーズであるが、たしか前回の「Mi:V」で最後だったんじゃないかと思ってたのだが、「Mi:V」のJJエイブラムスが今度は製作サイドに回っての第四弾となった。既に第五弾も計画に乗ってるらしい。[ghost protocol]というのは、要するに「例によって、君、もしくは君のメンバーが捕えられ、或いは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。」って事。タイトルに「Mi:W」とシリーズナンバーを打たなかったことから、シリーズ仕切り直しって意味も含んでるのかも知れない。

 ハンガリーのブタペストにて、任務遂行中のIMFエージェント ハナウェイが殺害される。この件を切っ掛けに、モスクワの刑務所に収監されていたイーサン・ハントが救出され、彼にはハナウェイが遂行できなかった任務の引き継ぎが命じられる。その任務とは、クレムリンに有る「コルドバ」と称される核兵器関連の情報の入手であり、ダンとカーターの二人のエージェントを従えて、難攻不落のクレムリンに挑むのだが・・・

 なんつーんでしょうか、何もかもがベタでした。色々こねくり回して焦点がボケてしまう作品も多いわけですが、本作のように何の捻りもないベタベタな展開と結末というのも、マクドナルドのハンバーガーとかココイチのカツカレーとか、全く以て予想通りの味でしたみたいな感じで、不満は全く無いのだが際立った面白さというのも発見できなかった。良くも悪くも無難な内容になっていて、キャスト陣の線の弱さも手伝って、派手な外装の割に内容は至って普通でありました。
 また、近未来スパイ道具が今回も色々出てくるのだが、あまりに都合の良すぎるアイテムばかりで、逆に嘘くささが増してしまっている。この嘘くささが、作品全体にどこか漫画チックなテイストを持たせ過ぎてる感が強かった。
 キャスト陣の線が弱いと書きましたが、個人的には「ハートロッカー」で脚光を浴びたジェレミー・レナーの活躍に凄く期待していたんですが、製作サイドの意向か知らないけど使い方が実に勿体ない。一番の活躍シーンが、これまた「ハートロッカー」っぽいというのが何とも。ヒロインのポーラ・パットンにも何となく華がない気がしたが、これは私がスパイものって事でどうしてもボンドガールと比べるからかも知れない。尚、本作にはクレジットにない俳優が何人か出てくる。これは意図的にクレジットされてないのでありながら、残念なことにネットの映画情報では誰が出てるか明かされてしまっている。私の場合、いつも通り観賞までは情報を極力入れないようにしていたお陰で、ノンクレジットの恩恵を受けられた。

 観賞はBDにて。映像はデジタルっぽさが若干気になる映像。HD映像なのに仄かに圧縮感みたいなものを感じる映像が散見された。特にドバイの高層ビル群の描写時に、疑似輪郭っぽいのが感じられた(ここの元絵って本作のウリでもある所謂"IMAX映像"だったんじゃ?)し、暗部もやや浮き気味。使用してるプロジェクターは可変アイリスでコントラストを稼いでいるのだが、この”可変”ってのが何となく胡散臭いので作品毎にユーザー設定にて固定して使用してるのも影響してるかも。アイリスを普段よりやや絞り気味にしてセットアップレベルを3.75にて観賞して何とか黒浮きは収まった。階調そのものは暗部も明部も頗る良好。またデジタルっぽさは感じるものの映像の解像感そのものは非常に高いレベル。壁をよじ登るシーンの立体感等は息を呑むほど!
 それより何より、本BDの日本語字幕観賞時には、黄色い字幕を我慢しなくてはならない。監督の意向なのだそうだが、慣れていないことも手伝って邪魔さ加減倍増。字幕自体邪魔な存在なので利用するのは最初の観賞時のみの場合が殆どだし簡単にON/OFF可能なので大きい問題ではないとはいえ、やはりウザいものはウザい。海外版のDVD等では視覚にハンディがある方への配慮もあって従来から黄色い字幕が用いられることはあったが、そういう意味を加味するのであれば、容量の大きい2層BDなのだから通常の白い字幕と黄色い字幕を選べるようにしてくれれば良かったのに。
 音声はDolbyTrueHD7.1ch。5,1ch音声の場合はシネマDSPでエフェクト掛けるのだが、7.1ch収録の時はストレートデコードでの6.1chにて観賞する事にしてる。サラウンドバックの効果が判りやすい音場設計で、特にドバイの砂嵐の中の追跡劇のシーンでは、部屋中が砂嵐の真っ直中に居るような感覚が味わえて面白かった。
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三銃士/王妃の首飾りとダヴィンチの飛行船  ホームシアター

 気が付けば、XPのサポート終了のカウントダウンが始まっていたらしい。WINDOWSのOSとしては、95以来の使い勝手の良いOSだったが、お陰でVISTAも7も導入することなく我が家でも今日まで来てしまった。スペック的にも最新のアプリケーションプログラムには厳しいスペックの我が家のPCにも、そろそろ切替を考えなければならない時期が来たということかも。第三世代core-i7(i5)ことIvy Bridgeがこれからは普及してくるのだろうから、新たに一台起こすとすれば、今年上半期に出てくるマザボ&CPUを基軸に組みたいところ。

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「三銃士/王妃の首飾りとダヴィンチの飛行船」
 デュマペールによる小説「三銃士」の映画化作品。この小説「三銃士」は19世紀に書かれた有名な小説であり、これを原作とする映画やTVドラマも過去数多く製作されている。中でも有名なのはリチャード・レスターによる1973年の「三銃士」「四銃士」の連作だろうか。
 本作の原題は「The Three Musketeers」即ち「三銃士」なのだが、邦題として敢えてネタバレ要素を含む「王妃の首飾りとダヴィンチの飛行船」という副題が、他の「三銃士」作品との差別化の為に添えられている。
 監督は「バイオ・ハザード」シリーズというか、ミラ・ジョヴォヴィッチの旦那であると言った方が早いポール.W.S.アンダーソン。当然伴侶であるミラ・ジョヴォヴィッチも重要な役所で出演しているが、主役はダルタニアンを演じたローガン・ラーマン。「GAMER」でもそうだったが、デビュー作である「パトリオット」の子役時代からすれば大きくなったとはいえ、どこかまだ幼い感じが抜けきれないルックスの若手俳優。共演はマシュー・マクファディン、レイ・スティーブンソン、ルーク・エヴァンス、そしてオーランド・ブルームと、ローガンとミラ以外は主要な役所を概ね英国系俳優が担っている。

 先に原作ありき、それも国際的にも有名な原作ということで、基本的なストーリーラインは公開前から誰もが知ってる状況にある。若干異なる点としては、ダルタニアンがサッサと銃士の座に就いてしまうとか、ダルタニアンが惚れるコンスタンスが独身である(続編では実は年の離れた夫が居たって設定になっちゃってるんかも知れんが)点とか、ミレディが関わる出来事のタイムラインが異なっている点等、より監督の意図する楽しさを表現するのに都合が良いようアレンジが加えられており、原作に忠実という訳ではない。

 ガスコーニュ出身の田舎者ダルタニアンは、国王に仕える近衛銃士になることを夢見て、同じく近衛銃士であった父の後を継ぐべく都パリにやって来た。ところが、気が短く剣術にも自信過剰であった彼は、行く先々でトラブルを起こし、その成り行きで3人の男と決闘をする羽目になる。果たして決闘の場に於いて、その三人がダルタニアンの憧れる”三銃士”と呼ばれる近衛銃士の精鋭である事を知るも、三銃士を疎ましく思うリシュリュー枢機卿の差し金により、枢機卿の右腕ロシュフォール卿率いる護衛兵士に、ダルタニアンと三銃士は取り囲まれてしまうが、これを機にダルタニアンは三銃士と共闘。僅か4人で40人の護衛兵士を蹴散らせた事で、三銃士に仲間として迎え入れられたダルタニアンであった。更には、この事態を知った国王ルイ13世からは、その積みを咎められるどころか、逆に「強い我が兵」として国王の信頼を得る4人となった。
 一方、リシュリュー枢機卿は、傀儡とはいえ絶対権力を有するルイ13世から政・軍両実権を奪取すべく謀略を巡らし、一触即発状態にあった英国との講和を破棄させ、英仏の戦争に乗じて自らの権力を絶対のものにしようと謀る。その為には、バッキンガム公と昔恋仲にあった間柄であり、尚かつルイ13世に対して枢機卿以外で唯一発言権を有している王妃アンヌの排除が不可欠。枢機卿は、スパイのミレディに対して、アンヌ王妃が今でもルイ13世を密かに裏切り、バッキンガム公と密会を繰り返す恋仲にあり、その証拠に王が王妃に授けたダイヤの首飾りが今やバッキンガム公の手にあるとのスキャンダルの捏造を画策。スキャンダルによってアンヌの排除を、そして王妃に浮気された情けない国王としてルイ13世の弱体化をも謀るのであった。
 ところが、いち早くこの謀略に勘付いたアンヌ王妃の密命を受けた4人は、ダイヤの首飾りを奪還すべく、厳重警備の英国に乗り込むことを決意する。

 原作の「三銃士」もエンターテイメント的性格の強い小説だったが、本作では更に演出面を独創的なものとし、また各キャラクターの設定をユニークにアレンジすることで、非常にクォリティの高いエンターテイメント作品に仕上がっている。「イベント・ホライゾン」「バイオ・ハザード」「デス・レース」「AVP」等、ポールWSアンダーソンの作品は、兎角血なまぐささへの固執が付いて回っていたが、本作では血なまぐささや恐怖感というものを殆ど無しに描ききっていて、純粋に娯楽作品として最後まで楽しめるものに仕上がっていた。「娯楽」という言葉の「人の心を楽しませるもの」という本来の意味から言えば、本作のような作品こそ「大衆娯楽作品」だと言える。
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 また、余計な話ではあるが、流石に自分のカミさんだけあって、ミラ・ジョヴォヴィッチにどういう立ち振る舞いをさせればクソエロいか知り尽くしてる。巨乳でもなければ脱ぐわけでもないのにやたらとエロい。エロいだけでなく格好イイ、半ば死語だがこういうのをエロカッコイイっつーんだろうな。
 後半なんだか消化不良っぽい展開も出てくるのだが、それもそのはず、続編作る気満々の作品だということで、件の消化不良っぽさは、続編でキチンと解消するつもりなのだろう。

 観賞は3D-BDにて。国内版BDはまだまだ定価そのものが高いのだが、3D版は更にソレより1000円程高く値付けられるのが定番化してしまっているが、本作は通常のBD映画ソフトの定価設定で3D2D同梱にしてきた。DVDの同梱は無しだが、2DのBDを買うとオマケで3D版も付いてくるって感じのパッケージングは好感度大。現状大半の3D作品のBDソフトに於いて、その出来映えが1000円追加させ売るほどの出来映えの物は極少数であり、そういう意味では3Dは決して付加価値になっていない。2D版のオマケというポジションが妥当と思うので、他社も本作のパッケージングを見習って欲しいところだ。
 して、改めて画質であるが、3D作品として鑑賞した物の中では、我が家のLVP-HC9000Dに対しては或る意味イジメ的な3D映像。明るいシーンというより”明るくなければ困る”シーンが多く、また横方向の素早い移動を伴う立体表現も多いので、半透明感を伴うクロストークとの視覚感覚的消耗戦を強いられる。3D対応のモニターやDLP型プロジェクターによる3Dだと効果覿面な立体表現も、LCOS系には中々厳しいものがある。画質そのものは非常に解像感が高く、特にミラ・ジョヴォヴィッチやガブリエラ・ワイルド、ジュノー・テンプルといった女優陣の美しい肌の質感が素晴らしい。
 音声はDTS-HDマスターオーディオ5.1ch。3D映像にショボいサラウンドでは効果半減なのだが、これくらい派手なサラウンドが収録されていれば逆に効果倍増か。人や物が前後左右に激しく行き交うシーンが多いのだが、かなり緻密な包囲感が再現される。一方で、重厚感という点ではやや控えめな印象。
テーマ: 映画感想
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