人権啓発標語については、一般法人全国銀行協会が、社会貢献活動。コンプライアンスの推進の一環として人権擁護への取組みを行っており、その中で人権啓発標語の募集を協会職員を対象に行っています。また、他の取組みとして、人権・同和問題啓発講演会なども行っています。
平成21年度(第23回)最優秀賞の人権啓発標語の2作品は以下のとおりです。
心と心のかけ橋を 支える柱は思いやり 〔関西アーバン銀行 小谷賢二 氏〕
同じ人などいないから 自分の個性を大切に みんなの個性も大切に 〔みずほフィナンシャルグループ 佐々木一晴 氏〕
思いやりの心こそ、円滑なコミュニケーションの根本であり、円満な職場の基です。「支える柱は思いやり」とは秀逸な表現です。
「自分の個性を大切に みんなの個性も大切に」とは、相手を尊重すると共に、自分に自信を持つことの大切さを言っているのだと思います。本当の優しさは強さの中にあると思います。人権啓発標語の心の実現には、自発的かつ積極的な働きかけが不可欠です。
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人権標語の募集が学校で行われる中、多くの小学生の作品が、各学校や団体から公表されています。
小学生に対する募集の中には親子そろってのものもありますが、小学生のみが対象の人権標語の募集であっても、できれば親がかかわることが望ましいと思います。
それは入選するような作品を作るためではなく、人権標語の応募を親子で人権について考える良い機会と思うからです。人権標語の心が社会人にも欠落するご時世にあってこのことは重要です。
小学生にとって、人生の本当の教師は親ではないでしょうか。
父親や母親を中心とする大人たちが人権擁護の意識に立つことを基本に小学生の人権標語作成の取組みも意義あるものなります。大人たちにこそ、人権啓発が必要な今、これは不可欠のことであると思います。
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人権標語の作品集の例を探そうとすると、その作品集の多くは、小学生や中学生の作品例が多く、社会人のものは極めて少ない印象を受けます。
一般に、人権と社会というと一部の人たちに対する特別な差別問題が想起されますが、これはさておき、日常の社会生活の中にも「いろいろな差別意識」は根強く残っています。
競争社会の中にあっては、他より優れようという働きが生じます。自らの努力なくして競争相手に先んじる卑劣な方法に、差別をもって攻撃するというものがあります。このやりかたは健全な社会の発展を阻害する何物でもありません。
しかし、それは、社会人の中に永きにわたって存在する厄介な問題です。この根本的問題を正す人権啓発の標語運動そこ、社会人の中に求められると思います。そのような、社会人による人権標語の作品集が多く編まれることを期待したいと思います。
【社会人にみる人権標語の作品集の一例】
山梨県人権啓発活動ネットワーク協議会の平成22年度啓発活動重点目標は「みんなで築こう 人権の世紀」〜考えよう 相手の気持ち 育てよう思いやりの心〜 ですが、ここに掲載された啓発活動重点目標はそのまま標語になっています。
http://www.moj.go.jp/jinkennet/yamanashi/yamanashi_jinnkennsyuukann.html
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人権標語の例として、小学校での親子そろっての応募の例があります。その人権標語の作品の例の中に『・・・・・あなたがそこにいてくれるだけで私は幸せ』というフレーズを目にしました。
こういった人権標語の例を見るにつけ、人権啓発標語の運動の背後にある『いじめ』の問題を意識せずにはいられません。子供の不幸は親の不幸。なかんずく母親の悲しみです。
人権擁護の運動の主旨には高尚なうたい文句がありますが、母の思いを最大に重視することこそ、具体的かつ本質的な運動ではないかと思えてなりません。
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人権標語が職場から応募されてその作品集が公表されることがあります。人権啓発の標語が社会人の職場から応募されることは極めて少ないようで、人権標語の募集と言えば、小学校や中学校の行事の観があります。
そんな中で、職場由来の作品集が公表されているのが、全銀協会員職員(銀行で働く職員など)を対象とした人権啓発標語作品集の例の数々です。
全銀協会員職員対象の人権啓発標語作品集の例
http://www.zenginkyo.or.jp/abstract/efforts/contribution/human_rights/
小学生に人権標語の心を教育しておきながら、現実の職場で思いやりの心を持てない大人が多いことに驚きます。
職場では、権力を行使できる中間管理職などが慢性的に満たされない心で、イライラやストレスが高じ、いやがらせやいじめ言動に走ってしまうことがあるという現実は、人権標語が職場でこそ啓発されるべきで、人権標語の作品集は職場・社会人の間でこそ編まれるべきであることを痛感します。
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