総務省が6日発表した2月分の家計調査による1世帯当たり消費支出(2人以上の世帯)は、25万2451円で、物価変動を除いた実質で前年同月比6.6%の減少で、3ヶ月連続のマイナスとなりました。首都圏などでの緊急事態宣言の再発令の影響で支出が落ち込んだ前月をさらに上回る減少で、旅行や外食などの落ち込みはじめ、ほとんどの費目で実質減少となりました。また、昨年の2月は閏年で、ことしは1日日数が少なかったことも影響していますが、この影響を勘案した消費出でも実質4.3%の減少としています。
食料支出は1世帯当たり7万2308円で実質4.2%減で、2ヶ月連続のマイナスで、外食の実質31.4%減が大きく、米などの穀類や菓子類がマイナスとなった他は、果物の8.3%増、魚介類の4.3%増、肉類の1.7%増などプラスとなっています。
肉類の1世帯当たり支出は7456円(実質1.7%増)で、うち生鮮肉が6111円(同1.3%増)、加工肉が1344円(同3.2%増)でした。生鮮肉3品1人当たりの購入は、鶏肉が485.7g(前年同月比102.5%)の支出額462.2円(同104.4%)、牛肉が178.6g(同101.3%)の568円(同101.0%)、豚肉が612.2円(同100.1%)の882.3円(同102.6%)でした。
4月6日(火)の食鳥卸売相場(東京・加重)は
◆「もも肉」が前日より3円安の683円
◆「むね肉」が同と変わらず306円
■「正肉相場」は同3円安の989円でした。

5