今年も残すところ1ヶ月を切りました。まもなく正月を迎えますが、年々正月のお節料理や雑煮を作る頻度が落ちているようです。いろんな料理が手軽に食べられるライフスタイルの変化もあるのでしょうが、なんとなく慣れ親しんだ風物というか季節感が薄れていくようで寂しさも感じます。鶏肉業界にとっても12月は最需要期ですが、近年は雑煮用の鶏肉の売れ行きも細っているとの声が多く聞かれます。
電気圧力なべを販売するショップジャパンが全国30〜49歳の女性800人を対象に10月に実施したインテーネット調査「手作りおせちに関する調査」結果によると、今年おせちの手作り意向がある人は44.1%に対し、実際手作りする予定のひとは24.6%にとどまっています。また、幼少期は全体の50.4%が手作りおせちを食べていたものの、直近では20.3%にまで半減しており、一方、購入したおせちは、幼少期は6.1%だったものが、直近では26.0%にまで増加と、手作りが減っている実態が明らかになっています。
手作りおせちが減った要因には96.6%が「手間がかかる(73.4%)」、「おせち用の材料を揃えるのが大変(51.6%)」、「普段作りなれないレシピが多いので億劫に感じる(42.0%)」などを挙げており、手作りおせちのハードルの原因のようです。
12月3日(月)の食鳥卸売相場(東京)は
◆「もも肉」が1日(土)より8円高の601円
◆「むね肉」が同3円高の277円
■「正肉相場」は同11円高の878円でした。

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