農林水産省がこのほど公表した2018年(平成30年)の農業総産出額及び生産農業所得によると、 ブロイラーの産出額は、13年以降ブロイラーの産出額は5年連続で増加してきており、18年は、生産量の増加もあり、食鳥市況が前年に比べ弱含みで推移したなかで、前年に比べ30億円増加で、伸び率は低下したものの、産出額は3608億円と、前年より0.8%増加しました。この要因としては、鶏肉・鶏肉調製品の輸入量が過去最高となる中で、近年の旺盛な鶏肉需要を背景に、ブロイラーの国内生産量が過去最高を更新していることが寄与した考えられるとしています。
ブロイラー県別産出額をみると、前年同様にトップは宮崎県、以下鹿児島県、岩手県、青森県、北海道と上位5道県の順位に変動はありません。
ブロイラーの産出額が各県の品目別農業産出額のうち上位10位以内に入っている県は以下のとおり。(丸数字は県のなかでのブロイラー産出額順位、次いで産出額、カッコは各県で最も産出額の多い品目、ただしブロイラーが1位の場合は2位を紹介)
青森C216億円(りんご)/岩手A574億円(米)/宮城県E60億円(米)/岐阜県H25億円(米)/兵庫県E80億円(米)/鳥取県A82億円(米)島根県F11億円(米)/岡山県E73億円(米)/山口県C36億円(米)/徳島県A75億円(米)/香川県B50億円(鶏卵)/佐賀県C95億円(米)/長崎県F68億円(肉用牛)/大分県E59億円(米)/宮崎県A696億円(肉用牛)/鹿児島県B693億円(肉用牛)。
1月17日(金)の食鳥卸売相場(東京・加重)は
◆「もも肉」が前日より10円安の622円
◆「むね肉」が同12円安の259円
■「正肉相場」は同22円安の881円でした。

3