オルテックが公開した2020オルテック世界飼料調査によると、2019年の世界の飼料製造量は、アフリカ豚コレラ(ASF)発生及びアジア太平洋地域における養豚用飼料製造量減少の影響を大きく受けて、前年比1.07%減の11億2600万トンになったと推定しています。世界飼料製造量上位9カ国は、アメリカ合衆国、中国、ブラジル、ロシア、インド、メキシコ、スペイン、日本、ドイツで、これら9カ国での飼料製造量は世界全体の58%を占め、世界全体の57%の飼料製造工場がこれらの国に存在しているとしています。
飼料製造量が減少するのは9年ぶりで、145カ国約3万軒の飼料工場から集めたデータを分析したもので、ブロイラー用が28%、養豚用が24%、採卵鶏用が14%、乳牛用が12%、肉牛用が10%、その他畜種用が6%、水産養殖用が4%、ペット用が2%の内訳で、採卵鶏用、ブロイラー用、水産養殖用、ペット用の飼料製造量は増加したとしています。
2月4日(火)の食鳥卸売相場(東京・加重)は
◆「もも肉」が前日より1円高の612円
◆「むね肉」が同3円高の262円
■「正肉相場」は同4円高の874円でした。

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