日本政策金融公庫は12日、「消費者動向調査」(2020年1月調査)で、米や食肉など11品目の食品について購入場所や購入時の判断基準を調査した結果を発表しました。それによると、食品の主な購入場所は全ての品目で「食品スーパー」との回答が最も多く、次いで「総合スーパー」となっています。また、食品の購入基準では、11品目(米、野菜、牛肉、豚肉、鶏肉、卵、牛乳乳製品、魚介類、惣菜、弁当類)の全てで「価格」が上昇、それ以外の関心は薄れる傾向となっています。前回調査(平成27年)と比較すると、多くの品目で「価格」の割合が上昇し、その他の「鮮度」「国産」「国内産地」「味」「安全性」などの判断基準は低下しています。
鶏肉については、購入時の判断基準で「価格」重視との回答が73.8%で前回調査の71.8%から2ポイント上昇で、価格訴求の動きが強まっています。他の重視項目では「鮮度」が50.7%(前回53.7%)、「国産」35.9%(同48.2%)、「安全性」23.6%(同32.0%)、「味」20.0%(同28.01%)と、いずれも前回調査より低下しています。
3月12日(木)の食鳥卸売相場(東京・加重)は
◆「もも肉」が10日(火)より9円安の571円
◆「むね肉」が同2円高の243円
■「正肉相場」は同7円安の814円でした。

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