(公財)全国生活衛生営業指導センターは、生活衛生関係営業の「新型コロナウイルス感染症緊急調査」第2弾を、3月16日〜19日に実施した結果を発表しました。生衛関係営業の経営者3008名からの回答をまとめたものです。それによると、回答者の80%以上が3、4月の売上見込みについて、前年同月比で「減少する」と回答し、生衛業のなかでも旅館ホテル業、興業、飲食業、氷雪販売業では90%以上が3月の売上は「減少する」と回答しています。2月実績では「31%以上の減少」の回答は全体で25.5%であったものが、政府のイベント自粛要請・全国一斉休校要請後の3月・4月の見込みになると、「31%以上の減少」の回答割合は3月が53.8%、4月が56.1%と半数を超える結果となっています。また、「51%以上の減少」の割合は3月28%、4月28.1%と全体の4分の1を超える回答となっており、深刻度の高まりが見られます。
食鳥肉販売業(回答63件)では、前年同月対比での売上が2月は「減少」が69.8%の実績でしたが、3月は85.7%、4月は81.0%が減少と見込んでいます。また、新型コロナ感染者が2桁以上の地域に限定すると、「減少」は2月83.9%、3月93.5%、4月90.3%の結果となっています。
感染拡大の影響で生衛業全体で「すでに休業」が2.1%、「休業を決定している」「休業を検討している」を含めると3、4月は8.6%が休業を意識しており、全体ではの回答者の20%が「このままの状況では休業を検討せざるを得ない」と考えています。業態での違いがありますが、旅館ホテル業や飲食業では休業を検討する回答割合が多く、なかでも料理業では42.9%と最も高くなっています。
3月28日(土)の食鳥卸売相場(東京・加重)は
◆「もも肉」が前日より11円高の573円
◆「むね肉」が同1円安の242円
■「正肉相場」は同10円高の815円でした。
3月第4週(23日〜28日)の週間平均相場は
◆「もも肉」が前週より5.93円安の569.4円
◆「むね肉」が同2.2円高の244.2円
■「正肉相場」は同3.73円安の813.6円でした。

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