農畜産業振興機構が25日発表した鶏肉の需給予測によると、5月のブロイラー生産量は前年同月比101.6%の14万1200dの見込みで、6月は同104.7%の14万1300d、7月は同97.5%の13万3300dと予測しています。前月時点での予測より5月は約2000d上向き修正、6月は300d下向き修正されています。輸入量は既報の日本食肉輸出入協会の予測にもとづき、5月4万4600d(前年同月比89.0%、※26日財務省発表の実績では3万6109dで前年比77.5%)、6月は4万4400d(同102.4%)、7月は4万9000d(同92.1%)を見込んでいます。
これらから、出回り量は5月が18万5000d(前年比99.5%)で、うち輸入量が3万7700d(同80.4%)、国産品が14万7300d(同105.9%)と見込み、6月は合計で18万1200d(同102.1%)、7月が18万8800d(同101.1%)と予測しています。
この結果、期末在庫量は5月が16万9400d(同110.9%)で、うち輸入品が14万8300d(同121.4%)、国産品2万1100d(同68.8%)を見込み、新型コロナの影響による内食需要の高まりで国産の出回りが増加し、在庫も低下したとしています。6月は輸入、国産合計で17万3900d(同113.2%)、7月が16万7300d(同106.8%)と、予測しています。
6月27日(土)の食鳥卸売相場(東京・加重)は
◆「もも肉」が前日より1円安の605円
◆「むね肉」が同6円安の255円
■「正肉相場」は同7円安の860円でした。
6月第4週(22日〜27日)の週間平均相場は
◆「もも肉」が前週より2.0円安の606.8円
◆「むね肉」が同0.4円高の257.0円
■「正肉相場」は同1.6円安の863.8円でした。

5