農畜産業振興機構がこのほど発表した鶏肉需給予測では、1月末の推定期末在庫は15万6000dで、前年同期より6.1%減少も、前月時点の見通しより4000dほど上方修正されています。内訳は輸入品が12万9500d(前年比94.7%)、国産品が2万6500d(同90.4%)。1月は国内生産量、ならびに輸入量の出回り量が前年を下回ったのに対し、出回り量が1.8%増の17万7900dと増加したことで、期末在庫の減少となりました。
2、3月については、国内生産量、輸入量の見通しは、国内生産量が2月13万1500d(前年比96.2%)、3月が14万2700d(同103.3%)と予測し、輸入量については2月は主要輸入先のブラジルなどからの輸入が増加することが見込まれ、3月は前年が輸入量が多かったことの反動でやや下回ると予測、2月輸入量は4万6300d(前年比105.4%)、3月4万4600d(同95.5%)と予測しています。また、2、3月の出回り量は、国産品と輸入量を合計したもので、2月が18万4100d(前年比102.9%)、3月18万7600d(同103.0%)と予測しています。
2月27日(土)の食鳥卸売相場(東京・加重)は
◆「もも肉」が前日より2円高の691円
◆「むね肉」が同1円安の298円
■「正肉相場」は同1円高の989円でした。
2月最終週(22日〜27日)の週間平均相場は
◆「もも肉」が前週より5.1円安の694.5円
◆「むね肉」が同2.65円安の300.75円
■「正肉相場」は同7.75円安の995.25円でした。
2月の月間平均相場は
◆「もも肉」が前月より10.5円安の700.83円
◆「むね肉」が同9.11円安の305.22円
■「正肉相場」は同19.61円安の1006.06円でした。

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