今日の食鳥業界

　農林水産省が公表した2019年（令和元年）の都道府県別農業産出額（推計）によると、　部門別での、ブロイラーにおける産出額トップ５は、やはり南北主産県で占められ、�@鹿児島県695億円(全国産出額の19.8％占める）、�A宮崎県687億円(同19.6％）、�B岩手県549億円(同15.6％）、�C青森県204億円(同5.8％）、�D北海道141億円(同4.0％）でした。この5道県でブロイラーの産出額の64.8％を占めていることになります。

3月26日（金）の食鳥卸売相場（東京・加重）は
◆｢もも肉｣が前日より2円安の689円
◆｢むね肉｣が同2円安の307円
■｢正肉相場｣は同4円安の996円でした。

　伊藤ハム�鰍ﾍ、あらびきの｢鶏生だんご｣を使用した冷凍ミールキット｢自慢のあらびき鶏生だんごシリーズ｣から、｢鶏だんごと餅巾着の甘辛煮｣を4月1日から発売します。冷凍庫から出してすぐ、｢凍ったまま｣で調理ができ、解凍の手間がなく調理も簡単なのがポイント。具材と附属のタレを鍋に入れ、水を加えて15分煮込めば完成。手早くメインのおかずが作れます。「あらびき」ならではの食感とジューシーさが特長の｢鶏生だんご｣が10個入っており、具材の餅巾着といんげんを一緒に盛りつければ、存在感のあるおかずに仕上がります。すき焼きふうに溶き卵でアレンジするのもおすすめ。
　希望小売価格は税込み440円。

3月25日（木）の食鳥卸売相場（東京・加重）は
◆｢もも肉｣が23日（火）より2円安の691円
◆｢むね肉｣が同3円高の309円
■｢正肉相場｣は同1円高の1000円でした。

　日本チェーンストア協会、食品スーパーマーケット3団体がそれぞれまとめた2月の販売統計によると、量販店（56社1万1014店舗）の畜産品の売上は818億875万円で、店舗調整後での前年同月は100.9％でした。食品スーパーマーケット（270社8024店舗）では畜産品は1046億9917万円で既存店ベースでは前年同月比101.1％となっています。
　今年2月はうるう年だった昨年より営業日が1日少なかったことに加え、前年に特需が起きた保存性の高い食品やマスクなどの反動もあったことで、売上高DI、収益DIはともにマイナス値となったものの、巣ごもり需要が堅調な食品需要には大きな変化はなかったとしています。畜産品では気温上昇から豚肉や鶏肉の鍋需要が不振となったことも影響しましたが、それ以外は堅調に推移。国産相場が上昇したことで、輸入を拡販する動きもみられたとしています。また、今年は中食傾向が回復し、惣菜DIはわずかに上昇しています。

3月23日（火）の食鳥卸売相場（東京・加重）は
◆｢もも肉｣が前日より2円高の693円
◆｢むね肉｣が同1円安の306円
■｢正肉相場｣は同1円高の999円でした。

　日本畜産学会の第128回大会が九州大学で3月27日〜30日にオンライン開催され、28日には市民公開シンポジウムが、�@「地球温暖化：暑熱ストレスによる家畜・家禽の生産性低下の科学的理解と対応策の展望」、�A「畜産王国・九州のブランド確立を支える試験研究の取組み」のテーマで開催されます。すでにライブ参加は締め切られていますが、このシンポジウムの内容が29日から4月3日まで動画配信されます(アクセスは下記参照)。
シンポジウム�@では、ブロイラー企業2社（�潟Wャパンファーム、�潟jチレイフレッシュ）の暑熱対策、シンポジウム�Aでは、はかた地どり、天草大王のブランド確立の取組みなどが紹介されます。
https://confit.atlas.jp/guide/event/jsas128/static/shimin_sympo_1 (sympo_ 2）

3月22日（月）の食鳥卸売相場（東京・加重）は
◆｢もも肉｣が19日（金）と変わらず691円
◆｢むね肉｣が同より1円高の307円
■｢正肉相場｣は同1円高の998円でした。

　日本食肉輸出入協会はこのほど鶏肉輸入動向検討委員会を書面開催で行い、2月〜4月の鶏肉輸入量の予測をまとめた。2月の輸入量は4万4800�d(前年比102.0％)で、主要国別ではブラジル3万2000�d(同99.6％)、タイ1万1500�d(同109.5％)、米国1000�d(同102.8％)と予測。3月は4万4100�d(同94.4％)、4月は4万4800�d(同95.9％)を見込んでいる。

3月20日（土）の食鳥卸売相場は祭日（春分の日）で休載

3月第3週（15日〜20日）の週間平均相場（東京・加重）は
◆｢もも肉｣が前週より2.8円安の690.0円
◆｢むね肉｣が同2.15円高の303.75円
■｢正肉相場｣は同0.65円安の993.75円でした。