2013/5/9  22:05

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年  科学・新機軸


16,374 人中、15,923人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 孤独なサラリーマンのイカ臭い妄想小説, 2013/5/3
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ドリー
レビュー対象商品: 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (単行本)
 
 満を持して、村上春樹を読んでみました。めちゃ売れてるって評判だし、本屋でも下品なぐらい平積みされてるし、アイフォーンの新作かってぐらいの長蛇の列がテレビで流れていたので、あんまりウザイから読んでみたのです。
 読んでみてすぐに王様のブランチで本仮屋ユイカとかが「うーん・・・なんか難しいとこもあったんですけど・・・最後にすごい村上さんから明るい励ましのメッセージをもらったようで元気になりました!」ってぶりっ子然な感じでなんの生産性もないコメントをしているのがなんとなく目に浮かび・・・。その脇で谷原章介が「うんうんそこが村上作品の魅力だよねー」とスカした感じで頷いてる光景が脳裏によぎりました・・・。王様のブランチで褒められている小説はたいがいろくでもないという相場は決まっております。だから変な期待を持たずに読み終えることができました。あらかじめ言っておくと、ボクは村上作品のいい読者ではありません。ノルウェイの森も途中やめにしてるし、アウターダークも途中退場、まともに読んでるのは象の消滅っていう短編集と風の歌を聞けぐらいで、1973年のピンボールなんか朝おきたらベッドの中にかわいい双子のおんな子がいたー!って時点で床に叩きつけています。言わずもがなカートヴォネガットとかレイモンドカーヴゃーもフィッツジェラルドも読んでいないし、ちょっと周りがもてはやしているから読んでみよう。でもいまいち良さがワカランなぁぐらいのレベルなのです・・・。しかし「風の歌を聴け」をはじめて読んだときは衝撃をうけました。その主人公のあまりのオシャンティーぶりに全身から血の気が引きそうになったのを覚えております。だって・・・あれだぜ・・・。ジャズバーにいたら自然と女が寄ってきて、そんで全然そんな気ないのに、ちょっと会話してたらもう部屋に連れ込めてるんだぜ? そんでワインのコルクを果物ナイフの先っぽでこじあけようとしてんだぜ? 果物ナイフでだぜ!? 「ビーフシチューは好き?」とか女に聞きながらだぜ・・・。コルク抜きとかつかわないんだぜ・・・。なんか石田純一が女の前でりんごを果物ナイフで切ってそのままナイフにのせて食べるって言ってたのと同じレベルの、スカシっぷり・・・じゃね?ジャズのレコードがかかってるムーディな部屋でだぜ・・・。しかもそのムードのまま、しっぽり、やれちゃうんだぜ。しかもやってる最中に、「あなたのポコチンはレーゾンディートルね」とか言われちゃうんだぜ? なにそれ? レーゾンディートルってなにw? クソ意味不明なんですけどw ググる気にもなんないんだけど・・・。仮性包茎のこと? 
 ここでノックアウトされるものはハルキニストになり、ここで「ちっ」と舌打ちするものはアンチ村上に転ずる、と言われております。ボクは、舌打ちするほうだったのでアンチとは言わないまでも、そんなオシャンティーな村上作品に対し、どことなく嫌悪感を抱いておりました。齋藤孝氏が「これは僕のなめた孤独とは違う」と言っておったのが、大多数のアンチ村上の意見なのではないのでしょうか。
 さて、じゃあ本作は主人公、多崎つくるくんはどうかというと、これもまた案の定、孤独です。まず冒頭二ページでこんなんです。

 ―――用事のない限り誰とも口をきかず、一人暮らしの部屋に戻ると床に座り、壁にもたれて死について、あるいは生の欠落について思いを巡らせた。彼の前には暗い淵が大きな口を開け、地球の芯にまでまっすぐ通じていた。そこに見えるのは堅い雲となって渦巻く虚無であり、聞こえるのは鼓膜を圧迫する深い沈黙だった―――
 
 ぼっちです。これは共感がもてます。大学生なので深刻です。これは辛い自体です。しかし、いちいち言い方がおおげさなのが玉にキズです。暗い淵が地球の芯にまでって・・・いくらなんでも深すぎです・・・。しかも「渦巻く虚無」とか「深い沈黙」とか「生の欠落」とかいちいち出てくる単語が思春期こじらせた中学生が書いたブログに出てくる言いまわしみたいでイカ臭いです。「深い沈黙」が聞こえる・・・ってのも意味がわかりません。
 しかしそんな瑣末なことにいちいち目くじらを立ててもしょうがないでしょう。大事なのはなぜ彼がぼっちになったか?ということです。そこも読み始めてすぐに説明されます。高校時代に仲の良かった五人組と、突然「おまえとは縁を切る」と言われたらしいのです。 それ以来、人間不信に陥り、他人とうまく関係を築けなくなったということがわかってきます。
 と、ここまで読んでいくと、「泣けてくるほどのぼっち小説ではないか!」と思ってしまいますね。
 
 しかし、すぐにその予想は鼻先でピシャっとやられます・・・。読む進めていくうちに、「あ、これはおいらとは違う」といつもの村上カラーが炸裂してきます。20ページぐらいで主人公は恵比寿のバーで女と喋っています。もうどこかで見た光景です。しかもそのバーに入った理由が「とりあえずチーズかナッツでもつまもうと思ったから」です。こんな軽い理由で恵比寿のバーに入れる人間をボクは同じ血が通っているとは思えません。しかも、会話もこんな感じです。

 つくる「それが存在し、存続すること自体がひとつの目的だった・・・」
    「たぶん・・・」
  女 「宇宙と同じように?」
 つくる「宇宙のことはよく知らない」
    「でもそのときの僕らには、それがすごく大事なことに思えたんだ。僕らのあいだに生じた特別なケミストリーを大事に譲っていくこと。風の中でマッチの火を消さないみたいに」
  女 「ケミストリー?」
 つくる「そこにたまたま生まれた場の力。二度と再現することのないもの」
  女 「ビッグバンみたいに?」
 つくる「ビックバンのこともよく知らない」

 
 「け、け、け、け、け、ケミストリー・・・・!」「い、いま、なんつったこいつ・・・!?」「け、け、ケミストリー!?!?」「ま、まじか・・・そんな尻こそばゆい単語・・・始めて聞いたんだけど・・・なにそれ・・・すっごいむずがゆいんだけど」「背中ぞわぁってするんだけど・・・すごい・・・変な汗出てきたよなんか・・・」「しかも、なんかケミストリーって言ったあとで、風の中でマッチの火をどうたらこうたらって、すごい恥ずかしい比喩表現上乗せしちゃってるよ・・・。恥の上塗りだろこれ・・・なんだよケミストリーってこええよ」「こんなやつバーで隣にいたらタコ殴りにしてるよ・・・」「しかもなんかあれだよ・・・女の子がせっかく『それは宇宙なのかなぁ?』とか『ビックバンみたいな感じ?』って必死で合いの手を差し伸べてくれてんのに全部『それは知らない』の一点張りだよ・・・。会話合わせる気ねぇよこいつ・・・どんだけ宇宙ネタ嫌いなんだよ・・・・。こんなやつ絶対モテねぇよ・・・。

 その後も頻繁に「ケミストリー」とつぶやくつくるくん。ケミストリー押しがすごいです。ところがモテてしまいます。なぜか、このつくるくん。二十歳で童貞だったわりには、女の子とはしっぽりしけこめてしまうのです。しかもその調子が、いつもの村上節です。心に大きな空洞をかかえたまま、他人に心を開いてないのにもかかわらず、ちゃっかり女は寄ってくる。いつものやつです。というか村上春樹の小説のキャラクターってこんなんばっかりじゃね? しかも童貞喪失のときに―――初めての体験だったが、それにしては何もかもがスムーズに運んだ。最初から最後まで戸惑うこともなく、気後れすることもなかった―――p132って、こんな都合のよろしい童貞っていらっしゃるかしら? 「村上さんの登場人物は避妊しないんですか?」というファンの質問に対して「うーん・・・いちいちゴムつけるとこ書くのめんどくさいでしょ」みたいな発言をしていたのを思い出しましたが、いくらめんどくさいからといって童貞をこんな女のあつかいに長けたサオ師みたいに描くのはやめていただきたい。あまりにもリアリティをシカトしすぎです。童貞を舐めないでいただきたい。「ヤリチンヤリチン」とずいぶん批判されてきたのに業を煮やしてか、やっとこちら側に擦り寄ってきたかと思いましたが・・・またこれです・・・やってることはやっぱりヤリチンです。

 いろんなところに目をつぶってみても開始何ページ目かでボクはあまりのオシャンティーぶりに卒倒しそうになりかけました・・・・。嫉妬とはーーー世界で最も絶望的な牢獄だったーーーとか、人の心は夜の鳥なのだーーとか、彼は荒ぶれた闇の中で消え入るように息を引き取り、森の小さく開けた場所に埋められた。人々がまだ深い眠りについている夜明け前の時刻に、こっそり密やかに。墓標もなくーーとかいちいち目を覆いたくなるような、ゴミ箱からほのかに漂ってくるようなスペルマ臭い言い回しとも必死で戦いました。

 ところが、多崎つくるくんひとりならまだしも、つくるくんの友人がこれまたひどい・・・とくにアカはひどい。女に「友達に嫌われた理由を探してみたら」と言われたので、十年ぶりにつくるくんは昔の友達のところへ尋ねるのですが、このアカってやつが、なんというか、もういろいろこじらせちゃってます。ビジネスセミナーのコミッショナーなんですけどね。もうなんかビジネスセミナーのコミッショナーだからなのかあれなのか、身のこなし、言葉の節々から、自己陶酔感がただよってるんですよ。もちろん応対するのは昔の友人(つくる)ですが、それにしても自分大好きオーラでまくってます。だってこれですぜ。

 アカ語録。

 アカは笑った。「嘘偽りはない。あのままだ。しかしもちろんいちばん大事な部分は書かれていない。それはここの中にしかない」、アカは自分のこめかみを指先でとんとんと叩いた。「シャフと同じだ。肝心なところはレシピには書かない」

 「あるいはそういうこともあるかもしれない」とアカは言った。それから愉快そうに笑って、指をぱちんと鳴らした。「するどいサーブだ。多崎つくるくんにアドヴァンテージ」

 アカは言った。「俺は思うんだが、事実というのは砂に埋もれた都市のようなものだ・・・」

 
 福山雅治なら許されます。ガリレオのときの雅治なら許されます。しかし、それ意外は、断じて許されません。無論。こういうことを言って、「おめーいてーよなんだよそれ。鋭いサーブだってなんだよw」「なにが多崎つくるくんにアドヴァンテージだよw」なんていう人間はひとりもおりません。自然なのです。「封を切ってしまった賞品の交換はできない」とか「まるで航海している船の甲板から、突然ひとりで夜の海に放り出されたみたいな気分だ」とか村上小説の登場人物は総じて、もういちいちなにかしゃべるときは、気の利いたこと、おしゃれな比喩を言わないとすまない性格だと肝に銘じたほうがよさそうです。

 しかしここまでこの書評を読んできて、話の内容がいまいち見えないという人も多いでしょう。ものすごくざっくばらんにネタバレしますと、多崎つくるくんが友達と再会を通して知った自分が絶好された理由とは「シロというおなじ五人グループの女の子をレイプしたから」というとんでもないものでした。つまりすごく雑に流れをまとめるとこうなります。
 オス!おいら多崎つくる!なんかよくわがんねーけど、すげえいきなり友達から絶好されちまった!――――→なんかそれがきっかけで自信もなくしたし、人間不信になっちまった!――→でも職場で知り合った女(沙羅)がすごいいい女で、結婚してーって思った!――→でもなんか女から「友達に再会してみたら」って言われたんで会ってみることにした!ーー→友達に何年かぶりに会って理由聞いたら、おれが勝手に友達(シロ)をレイプしたことになってた!――→なんかもっとよく聞いてみたら、シロ死んでて(好きだったのにショック)、しかもちょっとメンヘラだった!!!――→外国に住んでる友達に聞いたら、なんかメンヘラだったシロを救うためにやむなくついた嘘だってことがわかってきた!――→怒ろうかと思ったけど、すごい謝られたし、なんかすごい「ずっと好きだった」とか「自信を持ってー!」って言われたから「うん、おで頑張る!」ってなった!――――でも沙羅浮気してた・・・。沙羅に振られたらたぶんおいら死んじゃう・・・電話してみたけど・・・反応よわい・・・おいらを選んでくれんのかなー・・・うーん、やきもき・・・。―――→完!!!

 うーん・・・この物語になにを感じればいいのでしょうか・・・。読んでしばらく考えてみましたが、なにひとつ感想が浮かんできませんな・・・。作品にちりばめられたメッセージ「あの頃の思いがどこかに消えるわけじゃない」とか「自信を持ってー」「あなたはあなたのままでいいのよー」とかも、なんというか鼻息で一掃したくなるようなしろものだし。なにが面白いんだろうと思ってアマゾンで星5のレビューとか読んでみたら、けっこう「自信をもらいました!」っていう感想が多くありまして、意外に多崎つくるという主人公に感情移入している人が多いことに気づくのです。個性のない、なんのとりえもない、そんで自信がもてない、自己評価が異様に低い、こういう人は世のなかにたくさんいますし、この小説を読んで主人公に同化して「よっしゃ、なんか自信出てきたわ」ってなる人は、それはもちろん悪いとは言いませんが、そういう人はもともとかなり健康なお方なのではないのかと思いました。生きづらさを感じている若者へのエールって書いてる人もいたけど・・・いやーすれてないですなみなさん・・・。まさに生きづらさを感じている者の代表として言わせてもらいますとボクは読んでるあいだ、終始、「多崎つくると俺は違うからなー」と思っておりました。だってあれだぜ。ラストで恋人からの電話を待ってる時にオリーブグリーンのバスローズきてカティーサークのグラス傾けながらウィスキーの香りを味わってんだぜ? オリーブグリーンってクソ緑だぜ? 趣味悪くね? そんで「孤独だ・・・・」とかつぶやいてんだぜ? 石田純一なの? 孤独ってこんなオシャレだっけ? こんなやつに感情移入なんかできませんわな・・・。しかもこの小説の着地点も、シロというミューズを失った主人公が沙羅という新しいミューズと出会うという、「けっきょく恋愛だよねー」としか言い様がないイラッとくる結論だし。なぜイラッとくるかといえば、「それができない人はどうするの?」と読んでいて頭に疑問符が湧いたからであります。これを救済とか、救いととるなら、こんな残酷な救いはありませんな。沙羅という見ただけでズキューンとなる女に物にしないと自信を取り戻せないなんて・・・。そんな女に出会えないのが大多数の人生なのに・・・。なんでこれをよしとしているんだろうって思ってアマゾンのレビュー読んでたら、ひとりぼっちな男が救済されて元気出すにはやはり沙羅のようないたれりつくせりな女性に手伝ってもらわないと、、というかこんな女性に救済されたいなぁ、、とくたびれ果てた男どもが勝手に妄想するのが沙羅なんです。って書いてあって、あぁなるほどと納得いたしました。これはつまり、孤独なサラリーマンの妄想小説なのですな・・・。いやー・・・そんなイカ臭い妄想には付き合っていられません・・・。
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前の投稿への返答(返答日時: 2013/05/09 8:17:43:JST )
4223さんのコメント:
村上春樹の書評、こんなウケるなら全作品レビューしたいんですけどね・・・。
 金がねぇ・・・。

ドリーさん、何かを成し遂げるのは、金がない人ですよ。村上春樹は、成功にスポイルされた小説家の典型です。サラリーマン編集者が、発売するだけでベストセラーになる書き手に厳しいことを言えるはずがなく、その結果、こういうことになるのです。
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投稿日: 2013/05/09 11:30:53:JST
投稿者により編集済み(最終編集日時:10時間前)
ア・マロンさんのコメント:
ドリーさんが「イカ臭い」と感じた類いの村上氏の表現に、
これまでも、ザワザワしてしまい作品がモテハヤされていることに疑念を抱いていましたが、
それはきっと自分自身が理系バカで文芸書にさして興味がない部類のせいで、
ノーベル賞候補にもなる売れっ子の作品に「そんなことは言っちゃイケない」とばかり
思っていました。こんなに共感者がいただなんて!ボクは今日から孤独ではありません!

思い切って、ボクも言いたいことをいいます!
中二病をこじらせた文芸書向きの大げさな言い回しがクドくても作家さんは、
きっと、そのようなお仕事を続けなくてはいけないのだろうから我慢します。
でも、比喩としてはさみ込もうとする聞きかじりの科学用語が、
小石田純一のあいうえお作文レベルでコッパズカシイノデス。
聞きかじりによる誤解の連鎖を生むから、売れっ子作家さんには使ってほしくないのですよ。
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投稿日: 2013/05/09 12:05:28:JST
苦悩鮨さんのコメント:
村上春樹を読んでいて感じる違和感の正体を 完璧といえるほど解き明かしてくれ、かつ大笑いできる、非常に秀逸なレビューだったと思います。

村上作品で描かれる「孤独」はなんだか優雅すぎて甘ったるいのですよね。薬物中毒に陥って再起不能に至る地獄の苦しみに曝されたりとか、吐瀉物と糞便の海で呻きながらのたうちまわったりするような醜く目を背けたくなるような苛烈な絶望と癒やしがたい傷を負うような描写はぜんぜん出てきませんね。
村上の代表的な欠点を一言で言うと、レビューで語られていたように、「気取りすぎ」、この一語です。
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投稿日: 2013/05/09 13:34:07:JST
のびねこさんのコメント:
いやあ、笑った、面白かった! この人の小説は初期のものを読んで、「はぁ、こーゆー人、苦手」と感じ、それっきり読んでません。新作が出るたびにニュースになるのも、なんでか全然分かんない。このレビュー読んで、「マスゴミ」って、コメントしてる人がいるけど、素晴らしい造語。
造語と言えば、レビューの絶好(絶交のことですよね)も、変換無確認なのかもしれないけど、へんにフィットしてるのも可笑しい。「村上春樹的空気」が苦手なのに、うまく説明できなかったことが書かれていて爽快感を感じました。
それはそうと、ドリーさん書評を読んで、競馬の予想を書いてる、柏手重宝という人を思い出しました。全然関係ないけど…。
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投稿日: 2013/05/09 15:48:03:JST
cocoさんのコメント:
ここまでドリーさんのレヴューが受けるのは、単に本編の現実感の無さやぞわっとする表現のせいだけでは無いと思います。
私は30年来のハルキストですが、最近の作品とご本人のカンチガイぶりがもう耐えられない。
間違った情報を鵜呑みにしての政治発言もそう。

今度こそノーベル賞取れるかも知れません。
大江健三郎でも取ってるんだから、ノーベル文学賞は薄っぺらい作家の為にあるのです。
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前の投稿への返答(返答日時: 2013/05/09 16:34:37:JST )
Corkscrewさんのコメント:
「孤独」がテーマと言われると、以下かなと
海流のなかの島々 上巻 (新潮文庫 ヘ 2-8)海流のなかの島々 (下巻) (新潮文庫)
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投稿日: 2013/05/09 17:21:01:JST
A.R.さんのコメント:
ニュース記事に取り上げられちゃってますよw

http://rocketnews24.com/2013/05/09/326499/
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投稿日: 2013/05/09 18:05:43:JST


wd2さんのコメント:
ネットニュースからレビューを読みに来ました。とても面白いです!
1つだけ反論があるとすれば、オリーブグリーンはいい色だと思います(^^)
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投稿日: 2013/05/09 19:12:38:JST
投稿者により編集済み(最終編集日時:1時間前)
lemonearthさんのコメント:
ドリー殿
祝15,000突破。 2万行きますぜ。
私ハルキ・ムラカミの小説は残念ながら全て読んでいます。読んでないのはこの「タサキツクル」だけです。
残念ながら将来きっと読むでしょう。タダで読めるようになったらね。「海辺のカフカ」以降ハルキ氏の本はお金を出さないで読もうと思っているものですから。
ドリーさんの文章は快挙です。
ただ気になるのはコメントのほうです。
特に「ハルキの本読んだことないんだけど、このレビュー読んで、やっぱりと思いました。読まなくて正解!」みたいなコメントです。・・・やはり一度は読んでないと参加資格もないように思います。  
確かにハルキ氏の長編の主人公にはヒドイのが多いです。私が一番腹たったのは「国境の南、太陽の西」の主人公です。ひと言で言って恵まれすぎた男です。散々やりたいことをやって、深刻に悩んで、結果オーライ、何も失わない。金も妻子も安全なまま。島耕作より恵まれています。
しかしです。 ハルキ氏には短編があります。
優れた短編です。 ざっと思いつくだけでも、「トニー滝谷」「偶然の旅人」「タイランド」「ファミリーアフェア」「象の消滅」「レーダーホーゼン」「納屋を焼く」などの短編です。
これらの優れた短編は、ハルキ氏が登場するまで、おそらく日本には無かったタイプの小説です。 「トニー滝谷」の最後の一行「そのレコードの山がすっかり消えてしまうと、トニー滝谷は今度こそ本当にひとりぼっちになった」はつくる君のボッチには共感できなかった人も、少なくとも納得できるボッチでしょう。
私が恐れるのは『やっぱりハルキなんか読まなくていいんだ』と思われてしまうことです。ドリーさんのレビューは鋭く画期的なものですが、これだけで結論を出すのは早計です。 優れた短編を読んでからでも遅くはないと思います。
ドリーさんの短編集評も読んでみたいです。書いてくれませんか?アマゾンで中古を安く入手して・・・。
それともひとつノーベル賞関連の記入も多いようですが、勿論ハルキ氏はノーベル文学賞に該当する作家ではありません。日本のマスコミが(フランツ・カフカ賞受賞以後*)毎年その時期になると勝手に騒いでいるだけです。その辺のことは、ハルキ氏自身がよく分かっていて「脳減る賞」と茶化しています。
*フランツ・カフカ賞受賞者がその後ノーベル賞を取る事が続いたため。
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投稿日: 2013/05/09 21:29:59:JST
村田 繭子さんのコメント:
ハルキの世界に生理的な拒絶感を感じる殿方は、
むかしから一定数いらっしゃいました。
みなさん、誇り高くて、ハルキの悪口を言うのでも、
なんだか小難しい理屈で批判するだけでした。
ドリーさんのように正直に語ればいいのにね。

ハルキは長編ばかり取りざたされるけれど、
短編の名手だと思います。
すっごく好きな短編けっこうあります。
この作品だって、最初は短編のつもりなだったのに、
沙羅なんていうしゃらくさい作中の女にそそのかされて、
長編にしちゃったのがいけないのです。
短編だったらけっこういい作品に仕上がっていたかもしれないのに。
沙羅のそそのかしは、つくるくんにもハルキくんにも、悪魔のささやきでした。
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投稿日: 2013/05/09 21:33:39:JST
ジェイミー・ろばーとそんさんのコメント:
最高に面白いレビューでした。会社でニタニタしていたら気味悪がられました。
私はジャズとロックが好きで文中にB・バイダーベック等当時としては地味な面子満載なのが嬉しくて、大学1年の時に「風の歌〜」は確か2時間くらいで読み終わったのを思い出しました。
挿絵が多く、行間も広くて、大江健三郎さんなら同じ作家としてこの行数・文字数をどう思うのか聞いてみたくなったくらいです。私は「ダンス・ダンス〜」「羊を〜」なんか文中に「マセラッティ」の単語出てくる頃からなんだかウザイ形容詞が多くなってきて辟易し、内容も期待ほど面白くなく、がっかりし、バックの音楽話しもなんだかわざとらしく通受けするものを選んでいるようで、昔、彼が文中で使用した「選民主義」が逆に鼻につく、「俺って、こんなに音楽知ってるんだぜ!凄いだろ!」と言われている、ギタリストが難しいソロ・パートをこれでもか!と弾き「凄いだろ!褒めて!」周り聴いている人間は「うるせーソロ。」としか感じてないのにね。と同じ匂いがしだしましたね。ちなみに私が一番好きなのは短編の「ファミリーアフェア」です。なんだか、一番流行作家らしいと思います。
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投稿日: 2013/05/09 22:08:50:JST
ののっちさんのコメント:
どうして村上春樹の小説のヒロインはいつも娼婦とか淫乱なのに聡明で主人公にはぞっこんなのかすごく違和感がありましたが妄想の産物と思えば納得が行きました。こんなに世界中で絶賛されてるのに何故私は感情移入出来ないのだろうと長年思ってましたがその疑問を解決してくれたと思います。本当に素晴らしいレビューをありがとうございます。
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